カズのゴールに涙

なんだろう…、


最近、歳をとったからなのか、

以前より、涙腺が弱くなった気がするなぁ。



東日本大震災チャリティーマッチ

『日本代表VSJリーグ選抜』


本当に偶然だったんです。

今日は仕事で、試合は観れなかったんですわ。

でも、すごく気になってて、本当はイケないんだけど、

少ぉしだけモニターテレビのチャンネルを変えてみました。


目に飛び込んできたのは、

最前線にいた11番にパスが通った瞬間!

その11番を背負った男が蹴り出したボールは、ゴールマウスの角に吸い込まれました。


スタジアム全体で、そのゴールに対する大歓声。

瞬間、目に熱い物が込み上げて来ました。



別に彼のファンではなかったんですよね。

むしろ、Jリーグ発足当時は、アンチヴェルディだったし、

常にサッカー界の話題の中心にいた彼に、

元来の判官贔屓と、スター選手に対するジェラシーも手伝い、

あまり素直に応援できなかったんですよね。


44歳になる彼が、数年前に現役選手としての岐路に立たされた時、現役に対するこだわり、

それからの泥臭い生き様に、私自身が勝手に共感した数年前に、

同年代として、「この人を応援したい」と思いました。


スタジアムを埋めたサポーターの万雷の拍手と歓声は、

チャリティーマッチというゲームの性質上、サポーターが温かかったからなのかもしれない。


でも、若い頃のスマートさをかなぐり捨てて、11番を背負い続けた男のゴールは、

けっして諦めないというメッセージを、強力に被災地の方々に届けられたんじゃないかと思います。


いや、そうだと思いたいです。


この男が現役にこだわるかぎり、応援していきたいです。


その男゛KING KAZU゛