プライド 〜運命の瞬間〜
TSUTAYAで久しぶりに映画をレンタルして観ました。
プライド 〜運命の瞬間〜
津川雅彦さん主演で、1998年公開の、極東軍事裁判50周年の作品で、
公開前から物議を醸し、一部の自称市民団体や左側の国会議員、
例によって、特定アジアの国々から文句がついた作品です。
何に気を使ってるのか、圧力がかかってるのか、未だにDVDになってないんよねぇ…。
内容的には、極東軍事裁判を、当時の日本人目線で表してるんじゃないかと思います。
東條英機の心理的な葛藤や、キーナン主席検事との法律的なやり取りを、史実に基づき淡々と描き、
米軍による画像として残っている、気の振れた大川周名が、突然笑い出したり、
待機している席から、被告人席の東條英機の頭を叩くシーンまであります。
事後法によって裁くという、極東軍事裁判の正当性を問い、
あの戦争がなんであったのかを、日本人として考える作品なんじゃないかな。
確かに重いテーマですし、右や左、イデオロギー的に色んな意見があると思いますが、
そこは抜きにして、
〔当時の日本人の考え方の大多数を占めた考え方がそうだった〕
という事実を観てもらいたいですね。
この作品のDVD化を願います。