眠狂四郎無頼控
「眠狂四郎無頼控」
ある事情があって、目にする機会がありました。
過去、市川雷蔵・片岡孝夫(現十五代片岡仁左衛門)・田村正和と
色んな二枚目役者が演じた題目ですが、どのタイプでもないですな。(基本的に髷じゃないし…)
お父さん方が眠狂四郎だと思って見ると、少し肩透かしをくらうかも。
でもカッコイイですわ。男でオッサンの私ですらそう思います。
まさしくGacktワールド全開!!って感じですわ。
作品自体が暗い内容だし、演出や明かりの作り方も、トーンを落としているので、
音楽をやってる時の弾けたGacktが好きな人には、物足りないかもしれません。
でも、断言出来るのは、芝居好きな人の観賞にも堪える、
歌手の片手間芝居ではないって事です。
舞台効果も、巨大なLEDパネルにCGを駆使して、
今までのお芝居では見た事のない、円月殺法を魅せてくれます。技術の進歩ってやつですわ。
CGや映像の演出効果だけではなく、芝居でも脇がキリッと締める悪役で、
綿引勝彦さんや、堤大二郎さんが出演してるんですが、
綿引勝彦さんの悪役は、相変わらずバチはまりだし、
堤大二郎さん…、笑い方が悪いですよぉ。
Gacktのファンでは無いですが、楽しめました。